すぐさま商品の販売流通を停止し自主回収を促していればここまでの被害が拡大していなかった

カネボウ化粧品の白斑について、世間で大変な賑わいを見せていますが、白斑についての被害だけでこれほど大きい問題になったと思われないのです。そこにはいくつかの要因が存在すると思われます。その点を一つ一つ検討していきたいと思います。

 まずこの白斑の被害について、カネボウの化粧品を使った時点で一気に6,000人もの超える被害者が出たとは思われません。つまり最初に何らかの症状が出た人がカネボウ化粧品に対してこのような皮膚の炎症が起こったという事を告げていたり苦情出していたりしていたのを、化粧品による肌の個人差が生じる事は常にあることですので今回もその程度だと軽視していたのではないかということです。苦情を出した人やクレームをつけた人に対して何らかの謝罪さえ行えばよいと考えたのか、その意見聞いて深刻な状態だと考え検討している間に次々と被害者が出てきたのか、その点についてはわかりませんが、すぐさま商品の販売流通を停止し自主回収を促していればここまでの被害が拡大していなかったものと思ってます。

 またカネボウ化粧品の特定の商品だけが白斑被害を拡散させたというイメージがありますが、それだけではないように考えます。オールインワン化粧品など様々な商品を含みます。

 それだけ女性が美白に対する考え方に関心があり、常に美白に対する意識が強かったために、今回の事件はあまりにも女性に対して失望感と喪失感みたいなものも与えてしまったことが、商品を使用する女性に対して被害意識を強めてしまったのではないかと思われます。

 考察するに、化粧品のなかに含まれている美白成分やその他の成分は決してカネボウ化粧品独特のものではなく、他の化粧品会社でもつかわれてるものも多いのです。使用方法を間違えたり、美白になりたいと言う女性の願望が過度に商品を使用したりしたことが今回の事件につながったのであれば、カネボウ化粧品が不運であったと言えるのかも知れません。

 しかし、被害に遭われた女性たちがあまりにもその症状が重く、改善するにはなかなか厳しい状況にあったり、最悪の場合改善の見込みのない人がいるということはきわめて深刻な問題です。それを単なる個人差による被害であると片づけてしまったところや商品をそのまま流通させるところに会社の隠蔽体質がにじみ出ているような気がします。

 この問題はカネボウ化粧品という一会社の体質を改善したり問題点を指摘するだけでは済まされないと思われます。つまり化粧品1つとってもどのようなものを使えば効果があるのか、どのような成分が含まれているときがいちばん危険なのか、またはある成分とある成分が混合した場合は肌に極めて刺激になったり、炎症起こしたりするということなど、消費者も基礎知識をきちんと入れる段階にきてるのではないかと思います。ブランドや大手のメーカーだから大丈夫だと言う信用や信頼だけで今までは来ていたのかもしれませんが、これからは消費者もしっかりと自己責任という立場でも商品を見極める必要があるかもしれないという意味では今回の事件は一石を投じたのかもしれません。

 

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